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SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン NOVELYAN 1.20 (株)美利崎人 (ビリザキト) |
NOVELYst AutogeNerating dimensional space |
ゲストルーム |
原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト! サンプルあり( 1 2 3 ) presented by bilyzkid |
◆◇◆◇◆◇ |
京 都 大原
星 銀河
夢 心
人形 宇宙船
月 夜 花 光
月 夜 花 光
、 ◇
令 和
SFミステリー
[星 銀河 or検索] ヒット 47 件です。 |
歩兵
/FB1/Sentry/
歩兵 原作:フレドリックブラウン アランフィールド 彼は、ぬれて、泥だらけで、ひどくおなかがすいて、寒かった。しか も、故郷の星から、5万光年も離れた星にいた。 奇妙な青い太陽が、かがやいていた。重力も、彼の星の2倍もあって、 動くのも、困難だった。 1万年のあいだ、戦況は、変わらなかった。空軍のパイロットたちは、 流線型の宇宙船に、ファンシーな武器が使えて、上機嫌だった。チップ が地上にバラまかれると、歩兵めがけて、地面をはってきて、足という 足は、すべて、血で染められた。 2 1 このひどい惑星に、上陸するとは、彼は、まったく、聞かされていな かった。惑星の地表は、エイリアンたちも、そこにいるがゆえに、神聖 なる戦場だった。そのエイリアンたちは、この銀河に存在する、われわ れ以外の、唯一の知的生命体であった。冷酷で、みにくく、 |
囚人のピアノ
/TZ/TheConvictsPiano/
プロローグ 夜の山の景色。 窓が閉まると、壁にも、星空。 惑星が回っている上に、胎児、蜘蛛、浮き雲、木馬。 赤ちゃん人形の顔、土人のお面。 水爆実験、窓。 そして、ナレーターのロッドサーリングの映像。 星空のバック。「ミステリーゾーン」のタイトル。 2 1 1 刑務所の屋上。休憩時間。 リックは、目をつぶって、頭の中で、軽快なジャズピアノを演奏して いた。台の上に置いた、両手の指が動いていた。不思議に思った、フレ ッドが、横に座って、動く指を見ていた。 フットボールをしていたサムが、ボールを追って、ふたりにぶつかっ てきた。サムは、追ってきたもうひとりに、タックルされた。 「ふざけるな!」と、サム。相手を突き飛ばしてから、ナイフを出した。 「来い!」 それを見て、リックが、サムにぶつかっていった。 すぐに、監視人がやってきた。 「やめ |
幻の指揮官
/ST/VGR_6_1_4/
「こんなところにいたのね」と、セブン。 「あとでね」と、ドクター。シャンパングラスを、セブンに返した。 「なぜ?」 「これしか、コミュニケーションの方法がなかったからだ」 「それで?」と、ドクター。異星人を、人の少ない、食堂のすみに案内 した。 「わたしは、調査員なんだよ」と、異星人のオペレータ。「付近をとお りかかった船を、スキャンして、なんらかの資源や、使える技術がない か、調べる。なにか、見つかれば、その船を襲おそって、奪うんだよ」 「船をスパイしてたのかね?」 「厳密には、あなたを。ここなんにちか、長距離トンネルセンサーで、 あなたのプログラムに入りこんでいたんだ。あなたが、ヴォイジャーで の、われわれの目になるはずだった。なのに、これだ!」 異星人のオペレータは、ドクターの首にかけられた勲章くんしょうをつかんだ。 68 67 「それじゃ、私の空想を覗のぞいていたのか!あ |
ファイナルアンサー
/FB2/Answer/
1 デュワーレインは、無数の聴衆にむかって、簡潔に話した。しばらく の沈黙ののち、彼は、言った。 「スイッチをどうぞ、デュワーイブ」 デュワーイブは、スイッチを入れた。大きなハム音が響いて、960 億の惑星から情報が押し寄せてきた。数マイルにおよぶパネルが点滅し、 やがて、静まった。 デュワーイブは、1歩下がり、深く息をした。 「最初の質問をする栄誉は、あなたのものです、デュワーレイン」 「では」と、デュワーレイン。「今まで、どのサイバネティックマシン でも、単独では、答えられなかった質問です」 彼は、マシンの正面に立った。 「神は、存在するか?」 力強い声が、なんのためらいも、なんのリレーの点滅もなしに、こた えた。 「そう、今や、神は存在する」 突然、デュワーイブの顔におそれの表情がうかび、スイッチにとびつ いた。 4 3 エピローグ 一筋の雷が、雲 |
聖なる神殿の謎
/ST/DS9_1_1_1/
と、シスコ中佐。 「コンピュータ、そう判断した基準は何?」 「22世紀に、クワドロス2号探査機がガンマ宇宙域で行った調査の結 果に基づいています」 「ガンマ宇宙域?ベイジョーから7万光年も先だ、ワームホールを通っ たとしか思えない」 「こんなワームホール、初めてよ。共鳴波が全く発生していなかったわ」 「例の発光体は、これを抜けて、ベイジョー星系へ来たのかもしれない」 「十分考えられる仮説だわ」 「だとすれば、このワームホールは、一万年も前から、ここにあったこ とになる。ダックス、これほど安定性のあるワームホールがあるなんて、 大発見だ。戻って、報告しよう!」 ワームホールが開いて、シャトルは、ワームホールへ戻っていった。 「フライトプログラムを、この時空環境に合うよう、大急ぎで補正して いるところよ。今に、機体が安定すると思うけど」 「推力を落としたのか?」 「いいえ、どうして?」 「失速してるぞ」 「時速80キロまで、速度低下」 「推力システムに異常発生。10秒後に自動停止システムが作動します」 74 73 と、コンピュータ。 「エンジンを停止する」 「現在、時速20キロまで、速 |
オレとフラップジャックとマルスd星人
/FB4/Flapjack/
しかし不運にも、それがない。オレたちの宇 宙船はせいぜい太陽系の別の惑星に行けるだけだ。恒星間移動を可能す るような、まったく新しい技術を発見したい。オレたちはまだ、その糸 口さえ見つけてない。 太陽系では、あんたがたの惑星が━━━マルスd星を除けば━━━唯 一、マルスd星人が住める惑星だ。水星はあまりに暑く、金星は陸地が なく、大気は有毒だ。木星の重力は、強すぎて押しつぶされる。木星の 月はすべて、あんたがたの月と同様、大気がない。木星より外側の惑星 は、どれも寒すぎて不可能だ。 それでオレたちは、必要性に迫られた。生き延びたいなら、地球に移 住するという必要性に。もし許されるなら、平和的に。武力を使わざる を得ないなら、強制的に。オレたちは、地球の全人類を数日で破壊でき る兵器を持っている」 「ちょっと待ってくれ!」と、オレ。「もしもそんなことができると少 しでも考えているんなら━━━」 オレに懐中電灯を向けていた生き物が、ねらいを下げてオレのひざに 向けた。そして、オレがスピーカー装置を操っあやつているやつの方へ歩き出 した瞬間、ボタンを押した。オレのひざは突然、ぐにゃぐにゃのゴムの 26 25 |
レッドダイアモンド
/RD/RedDiamond/
ジェームズが借りていた室を見れるかな?」 「難しい。室はまだそうじしてない。見せるには、バンガローのオーナ ーの許可がいる」 レッドは20ドル紙幣を出して、高く掲かかげた。 「星占いの前払いでは?」 女は紙幣をつかむと、中へ行って、鍵を持って戻ってきた。バンガロ ーの1つに案内した。 中は、古くなった食べ物やカビの臭においがした。床には、半分詰まった ダンボール箱があった。そこから毛皮のようなものが跳びだして、たぶ んネズミが、冷蔵庫のうしろに消えた。 「急いで出て行ったようだな」と、レッド。 「そう。200ドルの支払いを残したまま」 「見て回っていいかな?」 「どうぞ」と、女。ドアフレームにもたれた。「そうじは借主がする。 わたしはそんな仕事はしない」 レッドは、3つある室を見て回った。ロックスターのポスターが2枚、 はがれかかった壁紙にピンで留められていた。床のマットレスの上には 汚れたシーツがあった。寝室の窓には、ダンボール紙と新聞紙が貼られ ていた。安宿でさえ、もっと豪華だった。 女は、神経質に指先でこつこつ叩いていた。 588 587 「名前は?」と、レッド。 「エ |
つくられた記憶
/ST/DS9_4_5_3/
「それは自分で考えろ。つまみ出せ!」 異星人のひとりが、武器で追い立てると、オブライエンは大声を出し た。 「うおぉぉぉ、うおぉぉぉ」 ◇ オブライエンは、頭に電極をかぶせられて、寝台の上で目覚めた。 「あぁぁぁ」 「さぁ、終わりました」と、異星人の執行官が言って電極を取り外した。 オブライエンは、寝台の上で体を起こすと、目の前に立っているキラ 少佐に驚いた。 4 3 「はぁ、はぁ、少佐!」 「そうよ、チーフ」と、キラ少佐。 「そんなバカな、20年もたっているのに、年をとっていない」 「実はまだ数時間しかたっていないのですよ」と、執行官。 「どういうことです?」 「チーフ、急にこう言われても信じられないでしょうけど、あなたは服 役してないの。あなたが経験したことは、作られた現実よ。脳に働きか けるプログラムによって、作り出されたイメージを見たに過ぎないの」 「なに? |
すい星はさりゆくとも やがて きたらむ
/FB2/Reconciliation/
残された数秒のあいだ、互いを絶望的に固く抱きしめた。最後の瞬間が、 今、重要なことのすべてだった。 「あいしてるよ」 「ジョン、ジョン、わたしの━━━」 衝撃がやってきた。 静かな夜は、昼と化し、巨大な赤の花がさらに、巨大化して、空をお おいつつあった。 直径30マイルのすい星の衝突は、水爆の1千億倍のエネルギーで地ち 殻かくを溶かし、マグマの津波つなみは、高さ100マイルで30分後に地球の反 対側までくると、互いにぶつかりあって、波打った。 「チャップン、チャップン」 「チャップン」 (終わり) 6 5 |
地球人は出ていけ
/FB1/KeepOut/
看護婦や先 生たちには、きみたちにとっては普通の条件下でも、死なないためには、 特別な防護服が必要でした。 これからの10年で、きみたちは、大人になって、火星に完全に順応 するでしょう。火星の空気は、きみたちの空気になり、火星の植物は、 きみたちの食料になります。火星の極端な温度でも、耐えられるように なり、火星の平均気温は、きみたちには、快適なものになります。すで に、5年間をかけて、きみたちは、宇宙で、重力を少しづづ下げて過ご し、火星の重力が、きみたちにとって普通のものとなっています。 ここは、きみたちの惑星です。生活を続け、人口を増やしてください。 きみたちは、地球で生まれましたが、火星人の第1世代です」 もちろん、ぼくたちは、これらのほとんどを、すでに知っていた。 12 11 3 最後の1年が、もっとも楽しかった。そのときまでに、ドームの内側 の空気は、 |
サアルバの国
/FB1/DeathOnTheMountain/
谷の光は、消灯時刻になると消えた が、星は、消えなかった。星は、あまりに遠くにあるので、消灯時刻の ベルが聞こえなかったのだ。 明るい星があった。3日目の夜には、山の雪の積もった頂の いただきすぐ上ま で降りてきたので、彼は山頂までのぼり、星に話しかけた。星は、答え なかった。 彼は、星で時を数え、星の進行で3日ごとに時を数えた。3日が1週 間であった。谷の人々にとっては、7日が1週間であった。谷の人々は、 サアルバの国を夢で見たことはなかった。サアルバの国では、水が上へ 流れ、木の葉は、明るい青の炎で燃え、燃えても、燃え尽きることはな く、3日が1週間であるという。 6 5 2 1年前に、彼は谷へおりて行った。彼は、人々と話し、時には、人々 の夢を見た。人々は、彼を預言者と呼んだが、小さい子供たちは、彼に 棒切れを投げた。彼は、子供たちが好きではなかった。それは |
ナスティ
/FB3/Nasty/
1 ついに、ビュレガードは、占いや魔法の本を思い出した。膨大な蔵書 の一部として、集めたり、読んだりするのを楽しんでいた。しかし、そ れらを、まじめにとらえたことはなかった。今までは。今、彼に、なに か、失うものがあっただろうか? かびの生えた、悪のにおいのする、稀少本の1冊に、求めるものを発 見した。書かれているとおりに、5頂点の星型を描き、秘密のマークを コピーして、ろうそくに火をともした。そして、呪文を大声で唱となえた。 1筋の閃光のあと、煙が舞った。そして、悪魔。悪魔を、あなたが好 きにはなれないことは保証するが、どんな姿か述べるのはやめておこう。 「きみの名前は?」と、ビュレガード。声を一定にしようとしたが、す こし震えていた。 悪魔は、叫び声と口笛の中間のような声を出した。大きなバイオリン を、のこぎりで弾いたときに出る倍音を伴っていた。 「そうだね、おまえには、発音することができないよ。おまえたちのゆ るい言語では、翻訳すると、ナスティかな。ナスティって、呼んでくれ たまえ!おまえのほしいものは、ふつうのものかい?」 「ふつうのものって?」と、ビュレガード。知りたがった。 「もちろん、願いさ」と、ナスティ。「よし、おまえに1つ叶かなえてやろ 4 3 う。しかし、3つじゃない。3つの願いなんてのは、ただの迷信さ。叶 えられるのは、1つだけ。好きになれ |
緑の世界
/FB/SomethingGreen/
自分の肩だった。ほかには、なにも 30 29 なかった。 「それ以外の点では、非常に健康であったことは、すばらしいことだ。 30年間も、ひとりですごして、健康でいられたことは、ほとんど、奇 跡だ。もしも、ある妄想が続くようなら、カートヘイジか、あるいは、 火星の精神科医にみてもらえば、すぐに直してくれる」 「いや」と、マクガリー。ぼんやりと。「もう、続いていない。それは、 今は、存在していない。オレは、今では、確信がもてないんだ、中尉。 ドロシーのことを、ほんとうに、信じていたのかどうか。たぶん、話し 相手がほしくて、自分で作りだしたんだと思う。そのおかげで、ほかの 部分の平静を保つことができたんだ。彼女は━━━彼女は、女性の手の ようだった。中尉、このことは、話したかな?」 「ええ、聞いた。残りも、今、聞いておく、マクガリー?」 マクガリーは、アーチャーを見つめた。 「残りというと?オレは、30才でなく、55才で、30年間も、ほか の惑星にあって、けっして見つからない宇宙船を、25才の時から探索 していた。そのあいだ、ひとつの妄想を抱いていた。しかし、そんなこ とは、今となってはどうでもいい。地球に帰れるんだからね」 アーチャー中尉は、頭をゆっくりふった。 「それが━━━地球には、戻れないんだ、マクガリー。希望すれば、火 星には、戻れる。火星も、いいところだ。うつくしい茶 |
星雲を越えて
/ST/StarTrek2016/
「今日はほかにどうしようもなさそうだし、ついてくよ!」 「よし!わたし、ジェイラ。あなた、モンゴメリースコット?」 「そう、スコットだ」 「今、来て!スコット!」と、ジェイラ。部品を両手に持って、走りだ した。 「おい、待って!」と、スコット。 ◇ 惑星の森林。 異星人の女性船長を先頭に、カークとチェコフが森を進むと、前方の 山岳地帯が始まるところに、円盤部が墜落していた。 「エンタープライズです」と、チェコフ。「もしかしたら、もう、ブリ ッジに送るパワーがないかもしれません、船長」 82 81 森を漂う、たんぽぽの綿毛が、カークとチェコフを取り囲んでいた。 「まだ、どこかしらに」と、カーク。「残ってるはずだ。それに、賭かけ る!」 ◇ 山岳地帯。 「マッコイより、エンタープライズ!どうぞ!」と、マッコイ。無線か ら応答はなかった。「おい、ゆっくり行けよ、ス |
ナッシングシリウス
/FB2/NothingSirius/
息をのんだ。 ひとりの女性が、テントの奥から歩いてきた。オレが、ひとりの女性 と言ったのは、ひとりという以外、適当な言葉を思いつかなかったから だ。彼女は、聖セシリア、アーサー王の王妃グィネヴィア、それに、ジ ャンヌダルクの融合体だった。彼女は、ニューメキシコで見る夕陽、火 星の赤道公園から見る冷たい銀の2つの月のようだった。彼女は、金星 の春の渓谷、バイオリンを弾くドルザルスクのようだった。彼女は、ほ んとうに、なにかだった。 36 35 オレの横から、別のため息が聞こえた。それは、なじみのないものだ った。なぜ、なじみがなかったか、すぐに、分かった。オレは、ジョン レーンが、ため息をつくのを、今まで、聞いたことがなかった。見ない ようにするのは難しく、横目でチラリと彼の顔を見た。 「ああ、かわいそうなエレン」と、オレは考えた。そのかわいそうな青 年は、疑いもなく、去っていっ |
空想せよ
/FB1/Imagine/
空想せよ 原作:フレドリックブラウン アランフィールド 空想せよ。 さまざまな幽霊。神々。悪魔たち。 空想せよ。 いろいろな地獄や天国。空中に浮遊する都市や、海中に沈んだ都市。 ユニコーンやケンタウロス。魔女や魔法使い。精霊のジンやバンシー。 天使やハルピュイア。魔力や魔法。4大元素、守護神、悪霊。 空想するのは、かんたんだ。 何千年のあいだ、人類は、これらすべてを、空想してきた。 2 1 空想せよ。 宇宙船や未来を。 空想するのは、かんたんだ。 未来は、現実にやってくるし、宇宙船も登場する。 それでは、空想するのは、むずかしいものは、あるだろうか? もちろん、ある。 空想せよ。 ひとつぶの物質を。 そのなかに、あなたがいて、目覚め、考え、 それゆえ、自分が存在することがわかり、 自分が入っている、ひとつ |
アンラッキー
/FB1/Unfortunately/
なんでも与えてくれるという。 2 1 マニュアルには、この点について、詳細に記述されていた。自動操縦 で、着陸を指示すると、アルクトゥルス星人に関する記述を再読した。 「アルクトゥルス星人は」と、ラルフNCー5。マニュアルを、声に出 して読んだ。「ヒューマノイドではないが、非常に、友好的である。上 陸したら、乗員は、欲しいものを頼めばいいだけだ。欲しいものは、自 由に、すみやかに、議論することなく、与えられる。 原住民とのコミュニケーションは、しかし、紙と鉛筆でおこなわれる 必要がある。というのも、彼らには、発声や聴覚のための、いかなる器 官もないからだ。彼らは、地球言語の読み書きを、かなり、流暢りゅうちょうにこな す」 ラルフNCー5は、なにが食べたいか、考えただけで、口に唾液だえきがあ ふれてくる気がした。なにしろ、この2日間は、まったく、なにも食べ ていなかったからだ。その前の5日間もわずかしか食べていなかった。 1週間前に、兵站へいたん部が食料を補充しなかったことに、初めて気づいたか らだ。 ごはん、すばらしいごはんが、心の中に、いろいろと浮かんでは |
カトゥーニスト
/FB4/Cartoonist/
あんたに残ってほし い、残ってと説得したい。もちろん、あんた次第だ。強制はしたくない ので、ここの整形外科医が、あんたをもとの━━━お、おそろしい姿に ━━━戻してくれる」 ビルカリガンの口は、胸の真ん中だが、ニヤリとした。評価されるの はとてもすばらしかった。彼の4冊目のカトゥーン全集は、発売された ばかりで、この惑星だけで1000万冊売れた。さらに恒星系の別の惑 星にも輸出される。それはカネではなかった。すでにここで一生暮らし てゆける額以上のものを稼いだ。3つの頭と6本の腕の便利さは、さる ことながら。 1番目の頭は、カトゥーンから目を上げ、秘書の方を見た。彼女も彼 を見て、目玉軸を恥ずかしそうにしなだれた。彼女はとても美しかった。 彼はまだ彼女になにも言っていなかった。地球に戻るのかどうか、決心 するときだった。2番目の頭は、元の惑星にいたころに知り合いだった 女のことを考えた。彼は身震みぶるいをした。すぐに、その女のことから考え をそらした。おおなんて、その女は恐ろしい姿だったのだろう! 皇帝の頭の1つが、書き上げたばかりのカトゥーンを見た。そして、 28 27 |
ヴァヴェリ
/FB/TheWaveries/
その時まで、無線電波は、上空から来ていました。地球の 表面上は、一定の割合で、方向を変化させながら。しかし、獅子 し し座の一 点でみれば、方向は、まったく動いていません」 「獅子 し し座のなんという恒星ですか?」 「我々の星図表には、目に見える恒星はありません。彼らは、宇宙の一 点から来たのか、我々の望遠鏡では見えない恒星から来たのか、どちら かです」 「しかし、きょうの━━━いや、むしろ、きのうの、ですね。今は午前 0時を過ぎていますから━━━午後2時45分には、すべての方向探知 器は、動作を停止した。しかし、信号は、続いていた。今や、すべての 方向から等しいレベルで。侵略者たちは、すべて、到着したわけですか ?」 「そうです。そこから、導かれる結論は、他に、ありません。地球は、 今や、取り囲まれ、完全に、おおい尽くされました。 電波によって━━━この電波は、地球では、無線電波として送信され ましたが、実際には、現在のテレビ、スマートフォンや携帯電話で受信 されてますから、むしろ、テレビ属ぞくの電波です━━━ テレビ属ぞくの電波によって。これは発信源を持たず、あらゆる方向へ、 地球全体を、たえまなく動きまわり、自分たちの意志で姿形すがたかたちを変化させ ています。現在のところ、まだ、地球から発信された、無線電波の形で 50 49 すが、これが、彼らを引きつけ、ここまで |
アンドロメダⅡの来訪者
/FB/AllGoodBems/
おかしいんじゃないか?どっから来た んだい?」 「たしかに、ぼくたちは、アンドロメダにある、きみたちの知らない恒 星の惑星から来た。その恒星は、遠すぎて、きみたちの望遠鏡では見え ない。それを、ぼくは、単に、きみたちになじみのある名前にして呼ん だだけのことさ。きみたちの慣例に従って、恒星を銀河の名前にして、 そのあとに、第二惑星を意味する、Ⅱをつけてね」 エルモスコットは、もやもやしていた疑問点がやっと晴れて、スッキ リした気分になった。 「おらたちは、なにを待ってるんだい?」と、ウシ。 「なにも」と、ドーベルマン。「ファイブとぼくは、順番に、監視ガードにつ くよ」 「早く出発して、修理を始めな」と、ガラガラヘビ。「例のトリックで、 30分で、きみらは1ヵ月、作業できるよ」 28 27 ドーベルマンは、うなずいた。立ち上がって、ドアノブをしっぽで上 げて、鼻でドアを開けた。リス |
探検隊
/FB3/Expedition/
と、手を挙あげ た生徒。「船長は、鉄腕マクソンと呼ばれています。なぜそう呼ばれて るんですか?」 「そこはこれから述べます。火星探検隊のことは、低学年でも聞いてい るはずですが、詳しくは聞いてないでしょう。あなたたちは、もう聞い てもいい年齢になっています」 「火星植民地計画の長官は、2つの宇宙訓練校の卒業生から、男女に関 係なく、くじで決めると宣言して、論争に終止符を打った。男子校の卒 4 3 業生は500人で女子校の卒業生は100人であったから、長官は、2 5人の男と5人の女の構成比を支持していたように思えた。確率法則で は、くじの結果は、5対1の男女比になるはずだった」 「しかし、確率法則は、試行を無限におこなった場合の話で、1回の試 行ではどうなるかは分からない。くじの結果は、29人の女が勝ち、男 で勝った者は、ただひとりであった」 「くじに勝ったもの以外の全員が大声で抗 |
ファブクリップ
/FB5/FabClip/
隣りのものとは区別されるかたまりで、あいだには空間もある。 210 209 だが、そうじゃない。それは、そのあたりに漂う原子のただのあつま りだし、原子は、そのあたりに漂う電荷と電子からできていて、星々の あいだに空間があるように、互いのあいだに空間もある。それは、ほと んどなにもないものの、大きなかたまりさ。ただそれだけ。空間が終わ って、ビルが始まる場所に、明確な線などない。原子が、もっと離れば なれになって、ちょっと少ないだけ。 それに、漂うだけでなく、原子は前後に振動もしている。ただの雑音 に聞こえるものは、ひどく離れた原子が、すこし激しく振動しているか らさ。 さて、クラーク通りを歩く男がいたとしよう。彼は、ほかのなにもの でもない。だたのダンスする原子のかたまりの一部さ。彼は、よろめい ては、下や周りの原子や空間をかき混ぜているだけ」 アムは戻って、ベッドに座った。アムは言った。「見ることを続けろ! 絵を描け!分かってることは、ただの見せかけ。トリックの裏にある隠 されたものを暴あばけ! ほとんどなにもないもののかたまりが続いている。それが真の姿だ。 分子間には |
オブライエンの孤独
/ST/DS9_2_4_2/
聞いたよ。それが?」 「今回の事件の背後にいるのは、誰だと思います?」 64 63 「オドー、司令官の日誌には、パラダ星系から、極秘通信が入った記録 があった。あれは、過激派からの通信か?」 「じつのところ、そうなんです」 「じゃあ、パラダ政府とかわした、セキュリティ協定に、違反してるじ ゃないか?それなら、和平交渉は、中止にするべきだ」 「それは、大人気ないと、思いますがね」 「なにが、大人気ないんだ?安全が保証できない以上━━━」 オブライエンは、なにかに気づいて、オドーを見た。 「きみも、一味か?」と、オブライエン。 「なにを言うんです。私は、ただ━━━」 「いや、きみも、やつらの一味なんだ!」 オブライエンが、ドアに向かおうとすると、シスコとキラ少佐が、フ ェーザーを構えて、入ってきた。ドクターベシアも、いっしょだった。 「話し合う必要は、ないぞ!」と、シスコ。 「なにも |
あごひげ彩か
/FB3/Beard/
マリアンヌ、無線機さ」と、ビリー。「ただし、ずっと パワフルで高性能、恒星間通信もこなせる。それでいつも、ベヌースb 星と通信していたのさ。そう、オレは、そこから来た」 「でも分からないわ」 「分かる必要はないよ、ダーリン。話してあげるけど、オレは、ベヌー スb星のスパイなのさ。いわば、調査員。地球を侵略するかどうか調査 している。 オレのあごひげはブルーだと言ったら、あるいは、クローセットに前 の妻の死体を見つけてたら、どうした? マリアンヌ、きみはカラー音痴なのを知っている。父親はマリアンヌ に、オレのあごひげは赤だって言ったろ?」 「そうよ、違うの?」 「ほんとうはね。父親はオレが外出するときに携帯染料で赤く染めた色 を見たのさ。しかし家にいるときは、自然なグリーンが好きなので、カ ラー音痴の妻をもらった。違いが分からないからね。 いままでの妻たちは、みんなカラー音痴だった」 ビリーは、深くため息をついた。 6 5 |
黄の悪夢
/FB2/NightmareInYellow/
2 1 1 今夜を選んだのは、今日が彼の40回目の誕生日で、夜中の8時46 分が、まさに彼が生まれた瞬間だったからだ。時刻まで詳しく知ってい るのは、母が占星術にこっていて、生まれたときのことを、なんども聞 かされていたからだった。彼自身は、迷信深くはなかったが、40才で 新しい人生を、正確な時刻にはじめることは、彼のユーモアのセンスに 強く響いたのだった。 時間は、どんな場合でも、ただ、彼を通りすぎていった。不動産専門 の弁護士として、多くの金が、彼の手をただ通りすぎていった。しかし、 あるとき、彼は、その一部に手をつけた。1年前、確実に儲かる方法で、 2倍か3倍にする投資に使うために、5万ドルを借用した。しかし、う まくゆかなかった。それで、その損失をうめるために、あれやこれやと、 ギャンブルに手を出して、さらに多くの金を借用した。 その額は、今では、30万ドルをこえていた。あと2・3か月しか不 足分を隠しとおせなかった。その間に、不足分を返せる見込みもなかっ た。 それで、疑惑をもたれないように、注意深く、不動産を売りはらいな がら、現金の額を増やしてい |
SFミステリー (小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン) ライトノベル風
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(画像提供: ISFDB) 原稿(novファイル)を書き始めた瞬間、あなたは、すでに、ノヴァリスト! presented by bilyzkid SFミステリー 小説家自動生成異次元空間 ノヴァリアン NOVELYAN 1.20 (株)美利崎人 (ビリザキト) NOVELYst AutogeNerating dimensional space 試用版 ゲストルーム ◆◇◆更新ニュース◇◆◇ 一. 試用版 ゲストルーム をリリースしました。 二. サイト 内 検索 をリリースしました。 三. 郵便番号検索 をリリースしました。 四. 世界の国旗 をリリースしました。 五. 和暦⇔西暦・早見表 で、令和を新年号としました。 六. ネット広告をすべて廃止しました。 ページ、 ページ、 その他:広告なし ◇◆Alt-C Alt-Pともに、広告なし◇◆ 左 中央:初出年月・初放映日・初出雑誌・他 右 七. 宝くじ |
暗黒の地球帝国
/ST/ENT_4_5_2/
◇ 会議室。 ブルーの肌をした異星人が、イスに縛られたまま、軍曹に殴られてい た。 106 105 「ウーウー」と、異星人。 軍曹は、殴るのをやめた。 「クルーを襲ったのは?」と、アーチャー。 「それを」と、異星人。「あんたらに言ったら、オレたちが、殺される」 「言わなければ、私がおまえを、殺す!」 「勘弁してくれぇ!」 「下がれ!」と、アーチャー。イスを支えていた、士官を下がらせた。 アーチャーは、銃を抜いた。 「リード少佐!」と、トゥポル。机の上のスクリーンに。「新しい捕虜 を、会議室に」 「了解!」と、リード少佐。拘束室から。 「出力を最大にすると」と、アーチャー。銃を調整しながら、異星人に 近づいた。「人体を、破壊できるらしい。試すときを、楽しみにしてい た」 アーチャーは、異星人の首に、銃口を押しあてた。 「ワワワ」と、異星人。「やつの名前は、スラーっていうんだ」 |
ボディスナッチャー
/SY/BodySnatcher/
ボディスナッチャー 原作:ジャックフィニー W・D・リヒター、フィリップカウフマン プロローグ 別の太陽系。大きなガス惑星をまわる、衛星。 ガス惑星の熱で、宇宙生命体が活動を始めた。胞子状の半透明の無数 の種子を、宇宙空間に散布した。種子は、宇宙空間を漂い、銀河を抜け て、地球に漂って、地面に降り立った。 2 1 1 シスコのゴールデンブリッジの近くの公園。雨が降っていた。 植物の葉の上に着床した胞子は、放射状に葉根をのばして、小さなつ ぼみを形成して、赤い可憐な花を咲かせた。 同じ木々の葉の上に、いくつも咲いた赤い花のひとつを、リサが手に とった。 「お花が咲いてるわ」と、保育士の女性。子どもたちを、散歩させてい た。リサを、振り返って見ていた。「きれいね」子どもたちも、花を摘 んだ。「そちらにも、あるわ」ブランコには、牧師が乗 |
帰ってきたカーン
/ST/StarTrek2013/
と、ウォレス。「早く!」 カークは、すぐに、向きを戻した。 ◇ エンタープライズは、斜めに、停止していた。 近づくと、ブリッジの窓に、カークが立っていた。 「ブリッジに、船長」と、カトウ。 「ミスターカトウ」と、カーク。「ウォレスとボーンズは、小惑星に着 いたか?」 「はい、船長」と、カトウ。「今、魚雷を、降ろしてます」 「よし、クリンゴンの動きは?」 「まだ、なにも。ですが、このままでは、すぐ、見つかります」 124 123 「ウラ中尉」と、カーク。「艦隊に、ハリソンの逮捕は、伝えたのか?」 「はい、船長」と、ウラ。「応答は、ありませんが」 「機関室から、ブリッジ」と、チェコフ。「もしもし、船長、聞こえま すか?」 「ミスターチェコフ」と、カーク。「いい知らせをくれよ!」 ◇ エンタープライズの機関室。 「故障を発見しました」と、チェコフ。機関室は、あちこちか |
恐怖のウイルス
/ST/DS9_1_2_1/
と、シスコ大佐。 「内部燃料棒が壊れたら、船が爆発するぞ」 「そうなれば、ドッキングリングも持っていかれる」 ◇ キラ少佐は、シャトルがベイジョー星の周回軌道に入ると、コンピュ ータに言った。 「コンピュータ、イルビアン診療センターの通話を分離して!」 「通話分離完了」と、コンピュータ。 「生命体の有無を検索して!」と、キラ。 「一個の生命体を確認」 「ロックオンして、転送の準備をしてちょうだい」 シャトルのコンソールにドクターサーマクレインが映った。 「また、あなたか」と、ドクターサーマクレイン。 「こんにちわ、ドクター、いらっしゃるかどうか確かめただけ」と、キ ラ。 「あなたに話すことは」 ドクターサーマクレインは、シャトル内に転送された。 「ああら、こんにちわ、ドクター」と、キラ。 64 63 「なんてことをするんだ。直ちに、オフィスに送り返してもらおうか」 と、ド |
ねずみ
/FB1/Mouse/
ブロードウェイのホテルや、ボウェリ や、いろんなところの安宿に泊まったりして、人間のフリをしているん だ。ありうるだろ、ビューティ?」 彼は、立ちあがり、また、歩きだした。 「そして、人間の心をコントロールする能力を持つと、それは、世界、 つまり、地球の再構築を開始した。火星か金星か、あるいは、どこかの 34 33 星の人々に安全なように。それは、数日間、調査して、分かったんだ。 この世界は、自滅する寸前にあることが。必要なのは、あとひと押しだ けだと。それで、それは、そのひと押しを加えた」 彼は、ひと呼吸した。 「頭を内側から操作して、それは、誰かに、大統領を暗殺させて、捕つかま らせた。それは、ロシアの高官を銃撃させた。それは、イギリスの首相 を暗殺させた。それは、サクセス湖で、暴動をおこさせ、ミサイル基地 の兵士に、ミサイルを爆発させた。なんてことだ、ビューティ、この世 |
ケンタウロス
/FB1/HorseRace/
ふたつの惑星の間には━━━宇宙ガイドで、名前か座標で 調べれば、すぐ、わかるように━━━小惑星帯があります。太陽系にあ るものと似ていますが、ずっと、大規模です。ふたつの惑星の公転軌道 の中間に、かつてあった、巨大惑星が崩壊した残骸ざんがいです。 ふたつの惑星には、鉱物資源がそれほど多くはありませんが、小惑星 4 3 帯には、豊富な鉱物資源があるため、両惑星のおもな供給元になってい ました。100年前に、鉱物資源をめぐって、戦争が始まったため、銀 河連邦が仲介して、人族と馬族のあいだに、ある協定を締結させて、戦 争を終わらせました。 その協定は、両民族ともに、それぞれの1個人が、その生涯にわたっ て、小惑星の1つを、ただ、1つだけを所有できるというものです」 「ああ、そのことなら、銀河連邦史で読んだことがあります」 「そうですか。その後、問題が発生したらしく、人族の方から、 |
夢、遥かなる地にて
/ST/DS9_6_4_1/
「僕たちでいいよ」 「ああ、そうだろうな、陳腐ちんぷな話が目に浮かぶよ、寂しがり屋の女の子 が宇宙人と友達になり、笑顔が戻る」と、ハーバート。 「ああん?」 「だから、本よりテレビが売れるんだよ、次は?」と、ハーバート。 「パブストの旦那のお気に入り、『アンドロス星のハネムーン』」ロイ の次の絵は、アンドロス星の奇怪な姿の怪獣の前にグラマ―な女性の画え。 「すごく、ありきたり」と、ケイシー。 「ダマークラウト食いすぎて気持ちが悪くなった晩に書いたんだよ」 「理由がなんであろうと、ゴミみたいな絵には間違いない」と、ハーバ 22 21 ート。 「ありがとうよ」 「もらおう!」と、ハーバート。 「やっぱり、ゴミには親近感、感じるだろ」と、ジュリアス。 「絵はゴミみたいでも、私が話をかけば、芸術になるんだよ」 「あ、は、ははは」 「こいつのタイトルが浮かばないんだよ、誰か、いいアイデアはな |
まだ終わりじゃない
/FB3/NotYet/
スクリーンには、下界の様子が映しだされた。 「キューブは、第3惑星の夜の側にいる。下界は雲の層だ。ここからマ ニュアルに切り替える」 カーは、パネルを操作した。 「ラル、スクリーンを見てくれ!」と、カー。「光の列が規則的に並ん でいる!都市だ!この惑星には生物がいる!」 2 ラルは、別のコントロールパネルの攻撃用ボードに移って、ダイアル に触れた。 「脅威になるものはない」と、ラル。「都市をおおうフォースフィール ドの痕跡こんせきもない。ここの種族の科学レベルは低そうだ。都市は、攻撃す れば1発で吹き飛ばせる」 「そうだな」と、カー。「しかし破壊は今回の目的ではない。標本がい る。もしも標本がレベル以上なら、艦隊を呼んで、数千の奴隷を必要な だけ確保したら、都市だけでなく惑星ごと破壊すればよい。そうしてお 6 5 けば、ここの文明が、われわれに仕返しに来れるまで発展す |
ノヴァリアン試用版
/novelyan/guestroom/
あなたは、すでに、ノヴァリスト! サンプルあり( 1 2 3 ) presented by bilyzkid ◆◇◆◇◆◇ or and (全角のみです) 京 都 大原 星 銀河 夢 心 人形 宇宙船 月 夜 花 光 月 夜 花 光 、 ◇ 令 和 SFミステリー ノヴァリアン NOVELYAN 1.20 試用版 ご使用方法 小説コマンドの説明 画像コマンドの説明 詩的コマンドの説明 FAQ バージョン履歴 タイトル novファイル(15KBまで) 変換 ページ 表示 印刷用 001.nov タイトル novファイル(15KBまで) 変換 ページ 表示 印刷用 002.nov タイトル novファ |
ファーストコンタクト
/FB3/Contact/
デメリットはなかっただろう。 6 5 今夜は、水爆の閃光分析として、地球がファーストコンタクトする夜 だった。つぎのコンタクトは、有人ロケットによるもので、地球年で2 年後、火星年では、だいたい4年後だった。火星人は、テレパスチーム から地球人の宇宙計画をある程度知ることができた。ただこの距離では、 テレパスは一方的のみで、火星の方から計画を急ぐようには伝えられな かった。もしも伝えられたら、地球の科学者は、火星の大気や地表成分 について事実が分かって、今回の閃光分析を必要としなかっただろう。 今夜、ダルロー村長と、助手であり友人のキーは、座ってその時を待 った。ふたりは、未来のためにメントール酒で乾杯してから、建物の屋 上に行った。そして、ロケットが着陸する北を見た。 薄い大気の向こうに星が輝いていた。 エピローグ 地球の月の第1観測所。 ログエベレットは、天体望遠鏡を見ながら歓声を上げた。 「やったぜ、ウィリー!これで古い惑星、火星の成分表が分かる!」 ログエベレットには、確信があった。コンピュータの分析結果を見る までもなかった。ログエベレットとウィリ |
八甲田 歩のスペースドライバー日誌
/RM/SpaceDriver/
タワー 「東京駅まで!」と、料亭のおかみさんふう女性。 「ここからだったら、新目白通りを抜けてゆくのが断然早いわよ!」 「いいわ、私が教えてあげる!そこの高戸橋を右に曲がって新目白通り に入ってくれる?」 「高速道路に沿って、飯田橋を抜けて」 「皇居に出たら、お堀ぞいに行くと」 「ほら、東京タワーが一番よく見える場所に出るから」 「ここで左折すれば、正面が東京駅よ!」 「あら、今夜のタワーは、ずいぶんブルーなかんじだこと!」 2 1 想おもふ雲 「それって、なんなの?」と、女の子。 「どれ?これなら、安全の全の字よ」と、お母さん。 「金の字かと思った!」 「あら、金の字も忘れてしまったの?最近、覚えたばかりじゃない?」 「知ってるわよ!ただ、金の字をそう書く人もいるのかなって思ったの」 4 3 |
報復戦隊
/FB3/Fleet/
地球の首都アルバカーキで、地球と火星は平和条約 を締結した。火星の独立を認め、太陽系で唯一住居可能となった2つの 星のあいだの恒久的な同盟を結んだ。侵略者の本拠地を見つけ、2度と 太陽系が侵略されないように破壊する報復戦隊も計画された。 地上と数千マイル上空の衛星の探査装置が、金星を救う時間はなかっ たが、侵略者の侵入を探知していた。探査装置の記録から、侵略者がや ってきた方角は判明したが、正確な距離までは分からなかった。 4 3 3 光速を越えるスピードが出せるCプラスドライブは、発明されたばか りで、実際に使用されていなかった。太陽系内の資源をめぐる争いには、 光速を越えるスピードは必要なかったからだ。 しかし今、侵略者の惑星に報復するという明確な目的ができたことで、 地球と火星は、Cプラスドライブを備えた戦隊を作ることに技術を結集 した。完成するまでに10年を要 |
パペットショー
/FB2/PuppetShow/
見た。ヒューマノイ ドは、うなづき、大佐は、軍曹に、うなづいた。録音のスタートボタン が、押された。 「私の名前は、ガースです」と、杖男。ゆっくりと、クリアに。「私は、 あなた方の星図にない、星の惑星から来ました。その星が属する、9万 の星々からなる球状星団は、あなた方の星図にも載のっています。ここか ら、銀河の中心の方向へ、ほんの、4千光年行ったところにあります。 ただし、私は、その惑星の代表ではなく、銀河連邦の全権大使として、 来ました。銀河連邦は、高度に文明化された星々による、互いのための 連邦です。私の使命は、あなた方を訪問し、あなた方が連邦に、喜んで 参加するかどうかの、返事をもらうことです。 自由に質問してください。ただし、質問のいくつかについては、好ま 24 23 しい答えでない場合、私は、即答しない権利があることとします。好ま しい答えの場合は、しばらく即答を避 |
眠れるステーション エムポックノール
/ST/DS9_5_6_4/
と、オブライエン。 「エムポックノールか?」 「ディーエスナインと同じ構造で、一年前に閉鎖されました。しかしプ ラズママニフォールドシステムはまだ使えるかもしれません」 「付近でのドミニオンの活動はどうだ?」 「ここ数か月はありません。戦略的には価値のない星域ですから」 「しかし、ひとつ問題があります」と、オドー。 「カーデシア人が基地から撤退するときは、侵入者撃退対策として、わ なを仕掛けていくのが普通なんです。そのわなを解除するには、カーデ シア人でないと」 「では、カーデシア人を連れていけばいいわけだ」と、シスコ大佐。 8 7 ◇ チーフオブライエンは、エアロックでガラックに訊きいた。 「司令官はなんて言って、きみを説得したんだ?」 「志願したとは思わない?」と、ガラック。 「へへ、脅されたんだろ」と、オブライエン。 「違いますよ、ワイロをつかまされたんです。私の |
終わり良ければ
/FB1/HappyEnding/
やさしかったし、もしも、出会 ったとしても、危険はなかった。 つらさ以外は、心配することは、なにもなかった。 つらさは、後悔からくるものではなく、敗北からくるつらさであった。 完璧な敗北。いまいましいマルスd星人に、あの不毛の星から戻る途中 から尾行された。ユテピールe星の衛星連合艦隊が、日々、なんども地 球に来襲して、無数の宇宙艦船からの攻撃で、巨大都市はすべて灰と化 した。あらゆる努力にもかかわらず、彼の強力な秘密兵器による抵抗も 12 11 むなしく、彼の軍隊の最後の決戦のあと、生き残りは、わずかに20名 か40名だった。彼の軍隊内の将軍でさえ、敵に内通したものがいて、 月の連隊の裏切りが、決定的な敗北をもたらした。 彼は、部下とともに、ふたたび決戦にのぞむこともできただろう。し かし、大敗北のあとでは、彼の生きているあいだは、無駄だった。独裁 者の最後だった。 銀河 |
屋根の上の少女
/TZ/IfSheDies/
屋根の上の少女 デービットバネットカレン、ジョンハンコック プロローグ 夜の山の景色。 窓が閉まると、壁にも、星空。 惑星が回っている上に、胎児、蜘蛛、浮き雲、木馬。 赤ちゃん人形の顔、土人のお面。 水爆実験、窓。 そして、ナレーターのロッドサーリングの映像。 星空のバック。 「ミステリーゾーン」のタイトル。 2 1 1 朝。閑静な住宅街。 「パパ、急いで!」 キッチンで、キャシーが、フレンチトーストを作っていた。キャシー は、今年から、小学校に通っていた。 「今、行くよ!」と、ポール。 「パパ、早く来て!」 「分かってる、行くってば!」 やっと、ポールがキッチンに出てきた。スーツを着ていた、 「なぜ、そんなに急いでいるんだ?」 「学校に遅刻する」キャシーは、できたてのトーストを、お皿に盛り付 けた。 「大丈夫さ。服装チェックしてく |
小さな子羊よ
/FB/TheLittleLamb/
ただの、気のせいだ 8 7 と、自分に言い聞かせた。街を見下ろす丘の曲線は、丘を下るにつれ、 ますます、高くなって、星々をおし上げた。これを、描かくには、画えのキ ャンバスに、ピンで穴をあけて、後ろから照明をあてればいい。このア イデアには、笑ってしまった。しかし、なぜ、だめなんだ?誰も、やっ てないし、やろうとしたこともなかったアイデアだ。すこし考えて、誰 もやろうとしなかった理由がわかった。あまりに子どもじみていて、大お 人気となげなかったからだ。 ハンスワグナーのところにきた。ラムがここにいる可能性を考えなが ら、歩くスピードを下げた。ハンスは、ここに、ひとりで住んでいた。 ラムは、もちろん、ここには、いないだろう。仲間たちといっしょに、 ウェイバリーインや別の場所から、ハンスのところへやって来たのでな い限り。立ちどまって、仲間たちと騒ぐ声が聞こえるかどうか、耳をす ま |
存在のわな
/FB4/Trap/
あいまい 10 9 な発散がやって来る恒星に向かって。彼が今、認識する、恒星の第3惑 星に向かって。 それに近づき、惑星を包むガス状のものの外側にいた。ここでふたた び停止して、当惑しながら、この下にいるであろう驚くべきものを分析 し、理解しようとした。 彼の下にあるのは、何百万、いや、何十億という存在だった。このご くちっぽけな小さな空間に、彼が通とおってきた空間における以上の数の存 在があった。しかも、この小さな存在は、それぞれが、物質の小さなか たまりに閉じ込められたいた。 ◇ どんな宇宙の大変動が、どんな空間ワープで、このような不可能なも のを作り出せるのだろう?無数の意識空間のひとつから、これらの存在 は、どんな未知の方法で、どんな理由によって、ありえない意識と物質 の誤った結びつきを生じさせたのだろうか? 彼は知覚をひとつの存在に集中させようとした。しか |
失われた母星
/ST/StarTrek2009/
子を宿した妻 と、自分のために、稼かせいでいた」 ネロは、立体モニターに、妻の姿を映した。 「だが、仕事で星を離れたとき、連邦がなにもしなかったせいで、ロミ ュランの人々は焼かれ、星は壊れてしまった。スポックが、見殺しにし た。裏切ったんだ」 「なにかの誤解だ」と、パイク。「ロミュラン星は、破壊されてなどい ない!今もちゃんとある!きみは、おきていないことで、連邦を責めて いるんだ!」 「おきたんだよ!オレは、見てたんだよ!おこるのを見てた!よくも、 おきていないなどと!」 ネロは、そばを離れた。 「オレは、妻をなくし、かならず、復讐すると誓った。25年間、連邦 126 125 への復讐計画を練りつづけ、ふつうの暮らしがどんなものか、忘れてし まった。だが、痛みは、覚えている。今、すべてのバルカン人が、かか えている痛みだ。オレの目的はな、ただ、愛する故郷の破壊を防ぐこと だけじゃ |
ミットキーあらわる
/FB1/TheStarMouse/
明るい赤のズボンをはいて、あざやかな黄の手袋をして いた。 しかし、それは、オッペルバーガーがロケットを見失ってから、15 ヶ月後のことだった。話を、もとに、戻そう。 プルックスは、小惑星だった。地球の天文学者からは、夜空の害虫と 呼ばれる、軽蔑すべき天体のひとつだ。恒星や星雲を観察していると、 不規則な光跡で邪魔をしてくる、やっかいもの。暗夜の犬に、5千匹も わいたノミ。 小惑星のほとんどは、ちっぽけな天体だ。最近、天文学者によって、 32 31 小惑星のいくつかは、地球に接近することが分かった。かなり近くまで。 1932年には、驚くことに、アモーが、1千万マイルまで接近した。 天文学的には、ほんの、5番アイアンの距離だ。同じ年に、アポロが、 その中間点を通過した。1936年には、アドニスが、150万マイル まで近づいた。 1937年、ヘルメスは、50万マイルより近くまで |
“スペーステロリスト”ターナロス
/ST/DS9_1_1_2/
もしも、いっしょに行かなければ、ターナは何かあ るのではと、警戒するはずです。安心させるには、私も行くしかない。 それに、ターナが失敗しても、コーマの連中は、あきらめません。少な くとも、組織のねらいは探っておくべきです」 「オブライエン、私とふたりで、一足先にベイジョー8号星へ行って、 探知されないように、張り込もう」 「了解」と、オブライエン。 「ダックス、君は、カーデシアの動きを監視して、我々に連絡してくれ。 奴らはかならず来る」 「ターナと出発しろ、では、現地で」と、シスコ中佐は、キラ少佐に言 った。 ◇ オドーは、司令部の監視モニターで、キラ少佐とターナロスを監視し ていた。 「ふたりはシャトルに乗りました」と、オドー。 62 61 「了解」と、ダックス中尉は、言った。 「ディーエスナインから、ガンジー」 「何だ?」と、ガンジーの操縦室にいるシスコ中佐。 「ふたり |
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